やったった感

朝食に出たマンゴーの缶詰が薬品っぽい味してびっくりした。味覚狂ったんか? 缶詰はたまにこういうことがある気がする。

 

自室の電気が急に暗くなり始めたので、早々に電球を買い替えることにした。

ただ、もう15年ほどそのままだったせいで、照明のカバーに明らかに虫の死骸らしきシルエットがいくつもあり、いやだ〜いやだ〜と喚くのを母に苦笑され、結局身長問題もあって、父が掃除してくれた。

カブトムシやミミズやダンゴムシはいいけど、昔から羽のついた虫が苦手だった。でもチョウチョは平気。家にハチやゴキブリが入ってきたときも処理を買って出てくれる父には頭が上がらない。

電器屋に向かう。誰かが運転する車に乗っていると、早く運転を練習しなければ、といつも焦りが生まれる。運転免許を取って4ヶ月近く経つが、まだ両の指で数えられる程度しか運転をしていない。でも飲んでいる薬の関係で運転を控えなければいけなくて、ジレンマを抱えている。練習しなければ、と思いつつ、運転をしなくて済んでいる状況にどこか安堵していた。物事に対して必要以上の不安を抱いてしまう傾向があるので、運転できないことで事故を起こさないでいられることが嬉しかった。

今までの照明とはちょっと色の違う電球を買った。昼白色というらしい。太陽の光をイメージしたナチュラルな明るさとな。今までのは昼光色といって、青白い光だった。と、店員さんには言われた。そうだったっけ。

今、新しくなった照明の下でこれを書いているけど、色とかあんまり分かんなくて、シンプルに明るい。前の照明が気づかないうちにけっこう暗くなってたんだな、というのを認識するだけだった。

 

帰宅後、日課の散歩の帰りにコンビニで払込をした。詐欺じゃなければ明日か明後日には注文した本が届くでしょう。

 

1日の中でいくつか用事を済ませられると妙な達成感がある。無職になってから張り合いがない毎日を過ごしているので、こういう「やったった感」をいつも渇望するようになった。

部屋の片付けでもすれば「やったった感」をたくさん手に入れられそうなんだけど、いかんせん食指が動かない。急に衣替えの必要を迫られたので、衣類が乱雑に散らばっている。冬の服は重いしかさばるので整理が非常に面倒。

やった先にある達成感よりやる前の面倒が勝って、大掃除を始められるのかすら心配。やりたくないな。