ヘビーレイン

断続的に強い雨の降る日が多い一週間だった。日によっては「激しく降る横殴りの雨~♪」状態。テニミュの「ヘビーレイン」。通勤バスの中も混むし、ぎゅうぎゅうに人間が詰まっているから乗り降りにも時間がかかるし、車は渋滞しているし、という感じで雨の日の出勤には基本的にいいことがない。何より濡れる。職場の冷房がけっこう効いているので、始業時間に間に合うために拭くのもそぞろだった体が冷えて寒くなるから、今週はカーディガンが必須だった。
一方で晴れている日は朝からセミが鳴いていた。セミが大勢で鳴き出すと、うお、夏……とちょっと嬉しく思う。子どものころはセミの大合唱が夏休みの合図だったけれど、今はそうもいかない。梅雨と夏が入り乱れていて変な感じだった。

プールに行きたい。暑いので。市民プールでもなんでもいいけど、とにかく水に入ってバチャバチャ泳ぎたい。学生時代、運動は得意じゃないから好きじゃなかったけど、水泳だけは得意不得意の次元を超えてとても好きだった。川のせせらぎとか海とか、たまに大きめの公園にある水場とかが昔から大好きなので、前世は魚だったと半分本気で思っている。

仕事も業務量が増えて忙しくなったからなのかなんなのか、毎日不安でたまらなくて、逃げ出したいけどそんなことをするわけにもいかず、お守り代わりにメンタル系の本をバッグに忍ばせて通勤した。単行本サイズなのでなかなかに重たい。でも安心には代えられなかった。本当はこういう不安解消行動をあえてしないことから始めていくのがいいんだけど、病的なレベルではないからまあ多少はそういう行動を取ってもいいだろうと。漠然とした不安に襲われることは誰にでもあると信じたい。

友人に触発されて、これまでスマホから削除していたYouTubeやインスタグラム、Twitterなどを入れたが、久しぶりに見ると情報の渦に翻弄されてすぐに疲れてしまい、この疲労を感じてまでやる必要性を見出せなかったので、やっぱりやめようと思った。アプリを開いていなくてもスマホにこれらのアプリが存在するというだけで、細い一本の糸が私の脳とインターネットにつながっている感覚がして不快になってしまう。こういったSNSをバリバリに使いこなす現代人にずっと憧れてはいるけど、人生に必須かと言われると今のところは全然そんなことがないし、自分の脳に合わないみたいなので諦めざるを得ない。友人には特にTwitterのアカウントを作ることを期待されてたので申し訳なかった。