やっとだぜ

お久しぶりです。仕事を始めましたようやく。もう十何年働き続けてる人とかにとっては、いや何誇っとんねん、って感じだと思うけど、何もできないと思い込んで何もしてなかった時期が長すぎたので、もうとにかく安心している。念願の仕事。嬉しい、でもしんどい。

毎日くたくたに疲れて書ける気がしなかったので、ブログは意図的に止めていた。無職から急にフルタイムで働き出して体力が追いつかず、毎日とにかく眠たい。帰宅してから寝るまでずっと眠気と戦っている。毎日仕事のために早寝したり早起きしたりしなければいけないのが確定していることには地味なしんどさが溜まるが、仕事内容は好きな感じなのでなんとかやっている。でも、こういう生活を何年も何十年も続けている人が大半っていう事実にビビる。絶対当たり前じゃないわ。すげえ。

アルバイトはいくつかやったことがあるけど、全部嫌すぎてほとんどすぐやめたほどで、こんなちょうど中空のメンタルで労働に従事したことがなく、労働環境の大事さを思い知った。

拘束時間が長いので、必然的にできる趣味が限られてくる。ゲームは夜更かしにつながるからやりづらく、そうなると一番手軽で、すぐにその行動をやめやすい音楽ということになった。ガッチガチに凝った体を引きずりながら好きな音楽をたくさん聴いた。正直、ここまで音楽の恩恵を感じたことはない。仕事終わりの好きな音楽ってなんでこんなに沁みる??? 炭酸水飲んだかのような爽快感を宇多田ヒカルの『This is Love』で得てる。

無職のころに毎日あった、何もしていない焦燥感や劣等感の代わりに、疲れと眠気と給料を得ている。前までの生活よりこっちの方がずっとマシ。収入のこともあるけど、それなりにしなければならないことがある、という状況に救われている。生きる支えとして働いた方がいいタイプの人間ということが分かった。考える間もなく明日がくるし、その明日に自分がいなければならない強制力が働く毎日が今の自分には大事な気がしている。