エンドオブ体調

ここ2週間、気合いやらなんやかんやで持ち堪えてきたけど急にガクッと落ちて、今週は全体的に終わっていた。仕事を1日休ませてもらいました。

そもそもあんまり体強くないのに、無職状態からいきなりフルタイムで働くのは無謀な賭けだったかな……と思う。でも必要な賭けだった。今回の仕事は期間限定なので、次はもうちょっとゆるい仕事を探す。

 

たまには音楽をアルバムで聴く、ということをしたくて、V6の『The ONES』を久々に通しで聴いた。持っているなかでは1番目か2番目に好きなアルバム。それまでの「アイドルのV6」から音楽的に独自の展開を見せ始めた「後期V6(勝手に命名)」の過渡期にあたるアルバムなんじゃないかと思っており、強い個性と大衆向けのバランスのいい曲が多く収録されている。アルバムがリリースされた2017年は、メンバー最年少の岡田くんが37歳、最年長の坂本くんが46歳だった。このタイミングで“アイドル”というイメージを固定化されにくい独自性の強さとジャンルの手広さに舵を切ったのはとても上手かったと思う。ちなみに個性ガチ強アルバムはたぶん2021年リリースの『STEP』。

時計の針の音のイントロが印象的なダンスチューン『never』に始まり(そのイントロを利用して朝のアラーム音にしてたけど、曲を嫌いになりそうだったのですぐにやめた)、『刹那的Night』『SOUZO』の不思議打線、『Beautiful World』『Cloudy Sky』で光を見つけ、前への推進力を得たと思ったら『DOMINO』で一気に暗黒面に突き落とされ、『Round & Round』で近未来に飛び、『Remember your love』で切なさに咽び、『Answer』で雄叫び、『Can't get enough』で洋楽チックを味わい、『ボク・空・キミ』で暗闇から海中、そして水面へ浮上し、『COLORS』で世界中にあふれる色を見つけ、『レッツゴー6匹』の勢いと底抜けの明るさに引っ張られ、ザ・エンディング曲『The One』にたどり着く。

ひとつのアルバムのなかで世界を飛び、まったく関係のない人々の人生を追体験しているかのような気分になれます。聴くたびに新鮮な驚きと満足感を得られる、そういうアルバムです。

なんか体調の話と全然関係なくなっちゃったな。あ、でも、帰りにこのアルバム聴いてたおかげでだいぶ回復した。