読書の力

仕事だった。いうて平日は毎日仕事。あれ、これなんか前にも書いた気がするな。

週が明けても体調面の不安はやっぱり拭いきれなかったけど、なんとか大丈夫だった。それどころかいつもより集中できて、傍目からはいつも通りだけど内心ノリノリで仕事をしてすらいた。たぶん休憩時間中ずっと本読んでたから、集中力が延長されたんだと思う。

確か小・中学生のころ一番読書してた時期なんだけど、そのころは単純に物語の続きが気になってやめられなかったのが、今は等身大の人間の考えを知りたくて本を読むようになった。物語にありがちな都合のよさやセンセーショナルな残酷さではなく、今を生きている人のどこかちぐはぐな日々の話を欲している。今日ちょうど読み終わったのがエッセイだった。すらすら読めたが、何を言いたいのかわからない部分も少々。エッセイのわりに肝心な部分の結論はどこか他人事のようにまとめられており、読み手に委ねすぎな気はした。

将来についての不安や暗い想像を麻痺させるように読書に没頭していた。YouTubeなどネットに逃げても麻痺させられるんだけど、それらが正直自分の血や肉になっていない感覚は常にあって、気休めあるいはごまかしの気が強いから、こんなことをしている場合ではないという焦りに駆られる。ネットが完全には娯楽にならず、逃避場所になって久しい。その点読書は圧倒的に罪悪感がないどころかためになることしてる〜ってなれるから好き。こういう楽しみ方もあったんだなーと思う。