無音って案外

生活が終わっている。深夜2時か3時に寝て、昼の11時に起きる生活が続き、仄暗い焦燥感を覚えている。理想は23時に寝て7時に起きる生活。3時間もずれている。理由は単純で、スマホで動画ばっかり見てしまうせいだった。

なので、寝る2時間前くらいに電源を切るのをやってみている。生活改善運動の一環。

スマホの電源を切ってしまうと、することがぐんと減る。音楽を聴くのも動画を見るのもブログを書くのもスマホでやっているので、こうなると読書か白い紙へのお絵描きが限られた娯楽になってくる。

ただ、意外だったんだけど、無音がけっこう大丈夫だった。私は年がら年中なんらかの音楽を聴いてるような人間で、それは音楽が好きなのもあるけど、無音が苦手という裏理由もある。しーんとなってるとすごく怖くなってしまうので、避けるために音楽をかけることが多い。静寂に蓋をしている。

だからスマホの電源を切ることで、音が無くなるのが一番怖かった。でも意外と大丈夫だった。よかった。本も集中して読めた。こういう「意外といける」っていう経験、大事にしたい。

スマホで動画を見るのと読書ってどっちも受動的な活動なのに、読書の方がやってるときもやった後も妙な充実感がある。動画を見るのも十分楽しいのに、それでも得られない何かをじわじわ得ている気がする。不思議。

人類、大昔から本と付き合ってきてるから、本からでしか得られない何かがあってもおかしくないな。